【#行政書士】過去問の役割⑴

「過去問を回しても受からない」
「過去問は無駄」
「過去問ではなく,○○マスターを回す方がよい」

行政書士受験生の方は,何度となく聞いたフレーズだと思います。
しかし,これが更に独り歩きを始め,「過去問をやっても意味がない」という助言(?)がなされているケースがあるようです。

これまで多数相談を受けてきましたが,その中で多かった質問。
それが「過去問との付き合い方」です。

以下では,私の考えを書いておきますので,参考になれば幸いです。

まず,私の結論をいいますと,「過去問をやっても意味がない」という助言(?)には賛同しかねます。
主な理由は,以下のとおりです。
⑴法律の言葉遣いに慣れるためには,まずは,当該試験の文章を読むべきである。
⑵重要知識については,繰り返し出題されている。
⑶どのレベルまで理解を深めればいいのかを体験することができる。

今回の記事では,⑴の点について書いておきます。

まず,試験における解答のプロセスを考えてみますと,

① 問題文を「読む」
② 問題文の内容を理解する
③ 頭の中の知識を検索する(②と③は同時並行で行われます)
④ ③の知識と照らし合わせて正誤を判定する

という過程を経ます(予備知識がなく,推論で解くものもありますが,ここでは省略します)。

そうすると,まずは,「読む」という力を鍛えておく必要があります。
ここがずれてしまうと,②以降のプロセスで全く別の知識を検索してしまうことになるからです。
そして,その能力は,実際に「読む」ことによって鍛えられます。

では,どの素材を「読む」ことによって能力を鍛えるのがいいのでしょうか。

例えば,「英語の練習」は,「英語」で行います。
それと同様に,「本試験の読解の練習」は,「本試験」で行うべきでしょう。

もちろん,テキストでも法律用語に親しむことはできますが,「本場の英語」に慣れる必要があるように,「本番の表現」に慣れる必要があります。

以上検討のとおり,「読む」という能力を鍛えるためにも,まずは,本試験の問題を利用すべきでしょう。
そこで,能力が上がったあとであれば,他資格の問題集なども使いこなせるようになりますが,そうならないうちから,表現や出題の視点が異なる他資格の問題を解いても,行政書士試験に必要な能力に直結するとはいえません。

なお,この点については,他資格の問題集等を解くことが無駄といっているわけではありません。
私が受験生の方達に常に述べているのは,まずは,「過去問から」という姿勢の重要性です。

受験生の中には,「過去問から」という姿勢を採用して,能力を上げていく最中の方がいらっしゃいます。
そういう方に対して,「過去問だけでは無理です」等の助言(?)はしないようにすべきだと考えています。

過去の合格者の方は,まずは,「過去問」を使って法律の文章を「読む」能力を向上させつつ,知識の押さえ方を学び,基本の枠組みを理解した上で,答練や模試等で足りない知識を補っています。

学習の素材を色々と迷ったあげく,「過去問」をメインの素材に据えて合格した方もいらっしゃいます。

「過去問やってて大丈夫かな?」と不安に思っている方。安心して,「過去問」から仕上げていってください。
その過程で得られた能力を駆使し,答練や模試で知識を補っていってください。

行政書士試験は,それで合格が可能です。

次回は,「⑵重要知識については,繰り返し出題されている。」の視点について書く予定です。

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